石灰沈着性腱板炎とは?
肩の腱板(腕を上げるための筋肉がまとまり、腱が板のようになっている部分)に石灰成分がたまり、炎症を起こす病気です。
痛みが強く、寝られないぐらいつらい場合もあります。
症状
2~3日程度の短期間の経過で肩の痛みが急に増強します。
腕を上げることが困難になります。
原因
肩の腱板に石灰成分(リン酸カルシウム)がたまって炎症を起こすことが原因ですが、なぜたまるかはわかっていません。
診断
腱板の炎症を生じている部分を押さえると強い痛みが出ます。
レントゲンで、白い石灰成分(リン酸カルシウム)が痛みを生じている部分にたまっていることが確認できれば診断がつきます。
治療
安静や投薬にて軽快することもありますが、痛みを強く訴えられる患者様が多いため、注射(局所麻酔剤とステロイド)を行うことが多いです。
石灰がやわらかい場合、注射器で吸引することもあります。