テニス肘（上腕骨外側上顆炎）とは？
ラケットやフライパンなどを握るような動作を行ったときに肘に痛みがでます。
テニスをされる方に多い症状であることからテニス肘と呼ばれています。
症状
物を握る動作の時、肘の外側（上腕骨外側上顆）から前腕部分にかけて痛みが出ます。
原因
はっきりとした原因はわかっていませんが、手関節を背屈する（そらせる）筋肉（橈側手根伸筋）などが肘付近で障害されて痛みが出ると考えられています。スポーツなど腕をよく使う方に生じやすいため、使い過ぎも要因の一つと考えられます。
診断
手関節を背屈する（そらせる）動作や、指を伸ばす動作で痛みが誘発されるかどうかで診断します。レントゲンでは異常を認めません。
治療
保存加療
痛みに対して痛み止めの内服や、外用薬（しっぷや塗り薬など）を使います。
スポーツや負担のかかりやすい動作を控え目にして、手首・指のストレッチを行います。
テニス肘用の装具（バンド）も有用です。
疼痛部位にブロック注射を行うこともあります。
手術加療
保存加療でも軽快しない場合は手術療法を行うこともあります。
